3-8 スワップ領域の拡張
学習目標
スワップスペースは、物理メモリが不足した際にシステムがストレージデバイス上にデータを一時的に保存する仕組みであり、メモリ不足によるプログラムのクラッシュを防ぐ役割を果たします。 AIモデルの推論や画像処理アプリケーションがPandora上で普及するにつれ、このような高メモリ要求シナリオにおいてスワップ領域を適切に拡張することは、システムの安定性と柔軟性を高めます。ただし、アプリケーションがまだメモリ不足に遭遇していない場合、手動でスワップ設定を調整する必要はありません。一般的な用途にはシステムのデフォルト設定で十分です。
開発中にメモリ不足が発生した場合(大規模モデルの実行時やコンパイル時など)、スワップファイルを作成して仮想メモリを増やせます。以下に8GBのスワップを追加する手順を示します(全操作はターミナルで実行):
1. jtopを開く
sudo jtop

2. メモリタブに切り替える

3. スワップ領域の設定(容量サイズやシステム起動時の自動有効化)を調整します。「+ / -」キーでスワップ容量を増減し、「b」キーを押すと起動時の自動マウントを設定できます

4. 「s」キーを押してスワップを追加します。追加が成功すると、ボックスに示されているようにsw-fileの使用状況が表示されます。

よくある質問
Q1: [s| Create new] を押しても反応がない場合はどうすればよいですか?
A1: /ディレクトリ内の同名ファイルを削除し、再度お試しください。手順は以下の通りです:
1. ディレクトリ内の全スワップファイル一覧表示
ls /swfile*

2. 現在使用中の swap ファイルを確認します
swapon --show

3. 使用されていない swap ファイルを削除します
本例では、使用されていない swap ファイルは /swfile_0 です。以下のコマンドで削除してください。
sudo rm /swfile_0
4. スワップの再追加を試行
Q2: 使用中の swap を削除するにはどうすればよいですか?
A2: swap を無効化してから、swap ファイルを削除します
1. 現在使用中の swap ファイルを確認します
swapon --show

2. 使用中の swap を無効化します
上図の例では、使用中の swap ファイルは /swfile です
sudo swapoff /swfile
3. swap ファイルを削除します
sudo rm /swfile